サロン用脱毛器と家庭用脱毛器どっちがいい?メリット・デメリットをエステティシャンが解説
2025.09.22thanqについて
脱毛をしたいなと思ったとき、「エステサロンに通って脱毛をするか」「家庭用脱毛器を購入し自分で脱毛をするか」で迷われる方も多いではないでしょうか。
今回は、エステ脱毛と家庭用脱毛器のメリット・デメリットを比較解説しつつ、脱毛エステサロンの選び方や、もし家庭用脱毛器を購入する場合の選び方について、簡単に解説していきます。
そもそも、脱毛ってみんなやった方がいいの?
脱毛=毛が薄くなる、毛量が減る、毛がなくなる
といった毛に関するコンプレックスをお持ちの方にとっては最大のメリットがあります。どんな形でも脱毛をすることで、毛に関するお悩みは改善されるので、気持ちの面で楽になります。
だけど実は、元々毛が薄く・細くて気にしていないという方でも、脱毛による美肌のメリットってあるんです。
- ちょっとした鼻の下や眉上などの自己処理(他の部位もですが)をする頻度が減ることで、自己処理をしていた刺激や摩擦による色素沈着を防げる。乾燥を防げる。刺激を減らすことで、肌のバリア機能も整う。
- 産毛の処理をすることで、実は顔のくすみが抜けてトーンアップする。
- 化粧ノリが良くなる、化粧崩れがしにくくなる
- 自宅でのスキンケア・エステサロンでの効果がグンと上がりやすい。
さらに、私たちはエイジングケアエステサロンとして40代以降の女性のお客さまと日々会話をしていく中で、「介護脱毛」という言葉を耳にすることもあります。自分のためだけでなく、将来的に自分の身の回りの世話をしてくれる方のために脱毛をしておくという、介護経験をしてきた40代以降の女性の方ならではの、脱毛を介して優しい考えをお持ちの方も増えてきています。
サロンの光脱毛と家庭用脱毛器の違いは?
サロン用の光脱毛と家庭用脱毛器も、どちらもムダ毛をなくす目的は同じです。
そのための、出力・使用方法・効果の出方・照射面積などに違いがあります。スタッフ(人)に照射してもらうか、自分で照射するかという点も、一つの違いになります。
サロン脱毛 | 家庭用脱毛器 |
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脱毛サロンって、ぶっちゃけどうなの?
脱毛自体の効果で言うと、やはり家庭用脱毛器よりもサロン用脱毛の方が出力が高いため、少ない回数での効果を実感しやすいかと思います。また、脱毛したい部位によりますが、スタッフにやってもらう方が打ち漏れがなかったり、自分ではやりにくい部分まで寝ているだけでやってくれるので、楽に脱毛を受けることができます。
ただ、やはりコスト面であったり、近年の脱毛サロンの倒産などのニュースを聞くと、サロン脱毛に抵抗がある方もいるかもしれません。ですが、こういったことがあると言うことは、サロン側も慎重に見直しているところが多いはずです。
脱毛サロンの選び方
コスト面や通う上での不安な面を踏まえ、最近の脱毛サロンのプランとしては、まとめての大きな契約だけでなく、通いやすい定額プランや、都度払いプランなど、いろんな通い方を推奨するサロンも増えてきています。
さらには、脱毛器自体もかなり進化してきています。
・体に冷たいジェルを塗る必要がなくなったことで、寒い思いをしなくて済む
・照射スピードが速くなったことで、施術時間が大幅に短くなった
・1回ケアした後、2回目の施術までの間隔が短くなったことで、脱毛終了期間が速くなった(どこまで完了させたいか目的による)
なので、比較的脱毛サロンも予約を取りやすくはなってきてはいますが、2回目以降の予約をどうやってとるか・比較的予約を取りやすい状況かどうか、と言うのもなんとなく把握できると通いやすいかもしれません。
サロン脱毛を検討している方は、ぜひお近くの脱毛サロンを検索してみてください。
ぶっちゃけ、家庭用美顔器の効果ってどうなの?
家庭用美顔器は、正直、永久脱毛ではありません。
だけど、継続的に使用することで、ムダ毛の成長を抑える効果は期待できます。
- 毛の生えるスピードが遅くなった
- 自己処理をしなくても気にならなくなった
- 毛の太さ・毛量が減って、コンプレックス解消された
などの嬉しい効果を聞くことが多いです。
すぐにツルツルになるわけではないこと・永久脱毛をしたい方は、家庭用脱毛機よりも医療脱毛を選択する方が、コスパ・効果の面でもおすすめです。
家庭用脱毛器の魅力は、なんといっても
- 自宅で好きな時にムダ毛ケアができる
- クリニックやサロンよりも費用を抑えることができる
- VIOなども人目を気にせずにケアができる
- 脱毛サロン選びの難しさや脱毛サロンの倒産などの心配をしなくていい(気持ちの面)
- 旦那様やお子様の脱毛にも、家族で使い回しができる
家庭用だからこそのメリットですね。
家庭用脱毛器って、どんなものを選べばいい?
もしあなたが家庭用美顔器も検討しているのであれば、こちらも参考にしてみてください。
現時点での、私たちサンク調べによる家庭用脱毛機の選び方について、主に次の4つについて解説していきます。
① 脱毛効果
② 痛みの有無
③ 照射時間の短さ
④ 部位別の照射のしやすさ
家庭用脱毛器の選び方1、パワーはどのくらいか?何段階調整できるか?
ムダ毛をしっかりケアをしたいとき、やっぱりパワーの強さは大きく関係してきます。ただ、出力が強いと熱さや刺激を感じやすいです。部位によって毛の濃さや肌の色も異なるので、パワーの調整ができると扱いやすいです。
◯照射パワー → 出力の高い脱毛器の方が効果が出やすい
◯パワー調整段階 → 調整段階が多いほど使いやすい
ちなみに・・・
部位や場所を問わずに照射しやすいのはコードレスタイプの脱毛器ですが、実はコード付きタイプの脱毛器の方がパワーは落ちにくいと言われています。効果重視ならば、コード付きを選ぶのも一つ!
また、脱毛モードは何がいいか?
・IPL /フラッシュ方式(IPLと言う光が、肌のメラニン色素に反応させて、毛根にダメージを与えて発毛を抑制する脱毛方法。黒い色素に反応するので、太くて濃い毛に向いている。痛みあり。)
・レーザー式(毛根のメラニン色素に反応するレーザー光を照射し、毛母細胞を破壊する仕組み。毛周期に合わせて高出力で照射するので、硬く太い毛に効果を発揮するが、痛みを感じやすい。)
・THR式(赤外線領域を含む光が、毛のバルジ領域に蓄熱することで脱毛効果あり。比較的毛周期に関係なく照射できるので、脱毛期間を短縮できる・肌負担少ない・産毛にも効果が期待できる)
・ローラー式(毛を絡めて取って引き抜くタイプ。一時的に毛はなくなるものの、薄くはならない。)
など色々あります。使い方や目的によって、選ぶのが良いですね。脱毛初心者にも、脱毛後のメンテナンスにも、どの部位でも照射しやすい面を考えると、IPL式かTHR式が使いやすいのではないかと思います。
ちなみに・・・
家庭用脱毛器の効果を高めるためには、照射口を1㎜ずつ重なる様にずらして照射するとことで、照射口の中心(光エネルギーが高い)をムラなく効率的に光を当てやすいです。当て方でも効果の出方は変わってくるので、少しでも効果を出しやすい脱毛をしていきましょう!
家庭用脱毛器の選び方2、痛みの有無
痛みの有無には、冷却機能の性能が大きく関与してきます。
今は昔のように、冷たいジェルを使わないものが登場してきています。あの「ヒャッ」っとする冷たさに耐えなくても良くなってきたので、脱毛業界もかなり進化してきました!
だ・け・ど、さらに最新の「痛みを最小限に抑えた」脱毛器は、サファイア冷却機能が搭載されています。
◯サファイア冷却とは?
今まで家庭用脱毛器で多かったのが、照射口の周りの部分だけを冷やして、光が当たる部分は冷却できなかったんです。これでも痛みを低減して作られた設計ではあったのですが・・・
最新の家庭用脱毛器には「サファイヤ冷却」という冷却システム搭載されたことで、熱刺激をかなり軽減してくれるようになりました。
サファイア冷却により熱さを感じにくくなったからこそ、今度は安全機能面も大切で。
肌の色の濃さで光の入り方も変わります。知らず知らずのうちに、熱さを感じにくいからこそ、脱毛器は火傷をするリスクもどうしてもつきものです。その火傷リスクを減らすために、自動で肌色を感知してストップをかけてくれるような安全機能とサファイヤ冷却はセットになっていることが多いかと思います。
VIOは肌に対して毛が寝た状態で生えているので、奥まで光が届きやすく、効果を期待しやすい部分だそうです。ただ、VIOの毛周期は4~6か月と長めなため、刺激に耐えながら、根気強くケアを続けていくのが理想です
ちなみに・・・
脱毛器の照射後は、すぐに肌から離さず、冷却面を照射前後で肌に1~2秒押し当ててあげた方が、熱刺激を和らげて痛みを感じにくくなると私は思いますよ!痛みが苦手な方は当て方も一工夫していきましょう。
家庭用脱毛器の選び方3、照射可能部位をチェックしよう
実は家庭用美顔器の中では、VIOや顔に使えないものもあったりします。まずは、自分が脱毛したい部分も対象かどうかも選ぶ一つの基準です。
さらに、脱毛器のヘッドも見てみましょう!
細かい部分に照射できるか、アタッチメントがいくつかあるのか、照射口の大きさはどのくらいか、脱毛器のヘッドの形はどのようなものかも選ぶ基準です。
VIO脱毛がメインであれば、ヘッドにくびれがある形の脱毛器の方が使いやすかったり、顔メインであれば鼻下も照射できるような小さめのアタッチメントが使いやすかったりします。全身に使いたいのであれば、バランスのよいヘッドが良いですね。照射部位にフィットしやすいものの方が、光が漏れずにしっかり照射できるので、脱毛効果を十分に発揮できます。
持ち手の幅や重量なども、使いやすさに大きく影響します。
家庭用脱毛器の選び方4、パワーは強く・照射時間は短く、これが時短脱毛
脱毛するなら、なるべく時間をかけずに行えると嬉しいですよね。
特に冬の寒い時期などになると、あまり露出したまま長時間脱毛ケアをするのも辛いです・・・
なので、できるだけ時短で脱毛をしたい方は、最大出力かつ照射時間が短い家庭用脱毛器がおすすめです。
そこで、今は連続照射ができるものも出ているので、時短脱毛も可能になってきています。
以前までは、自動で連続照射するスピードタイプの脱毛器は、やや出力が低下しがちでした。
ですが、近年の家庭用脱毛器の中では、最大出力なのに部位によっては約10分で照射が完了しちゃうものもでています。脱毛は1回で終わるものではなく、継続することで効果が得られるものなので、なるべくさくっとできると嬉しいですね。
さらに1ショット1ショットしっかり丁寧に照射して効果を重視したい方は、単発照射で確実に捉えていくのも一つの手。場所によって毛の生え方や向きは異なります。照射の際には皮膚を軽く張り、毛を寝かせた状態で照射すると光が奥まで届きやすいそうですよ。
まとめ
サロン用脱毛器と家庭用脱毛器のメリットとデメリット、さらにはその選び方についてを私たちなりに簡単にまとめてみました。
やはり、出力に関してはサロン用脱毛器の方が優れているかもしれませんが、最近の家庭用脱毛器の進化も素晴らしいです。
永久脱毛を希望の場合は、医療脱毛が断然おすすめです。
ただ、やはり費用面や痛みの感じ方などで悩む方もいるかもしれません。
サロン用脱毛器や家庭用脱毛器でも、今は薄く目立たなくなるくらいまでの脱毛効果は期待できると私は思います。
さらに、なんといっても、自己処理の頻度が減るだけでも、「日常生活がかなり楽になること」と「肌が荒れたり色素沈着しないで済む」。これは私においては大きかったです。
ぜひ、今回の比較解説を参考にしていただけると嬉しいです。
そして、私たちエイジングケア専門エステサロン Thanq-サンク-でも、脱毛を始めました。
それも業務用脱毛メーカーが作り上げた【家庭用脱毛器】を使用します。
私たちが家庭用脱毛器をメニューの一つとして取り入れた理由は、
1、エステにおいて脱毛をしているとしていないとでは効果の出方が変わるから
2、脱毛を一通り終わった後のメンテナンスとしても使える、濃く太い毛だけでなく産毛にも対応できるから
3、既存のサロンメニューと組み合わせやすいから
4、痛みのほぼない、寝ててもリラックスして受けられるから
そしてなんといっても、メーカー側からしっかり学び、私たちも効果を実感しこの脱毛器を気に入って、さらに必要な方たちの脱毛ケアを任せていただきたいと思い今回初めてみることに^^
家庭用脱毛器で手軽にご自宅で行って頂くのを推奨してはいますが、「あと少しだけ脱毛したいの」「初めての脱毛だからやってほしい」「自分では大変だから」とうお声も多かったため、サロンではお得な形の脱毛ケアとして新メニューに導入することに決めました。
この家庭用脱毛器についてはまた今度解説していきますので、また次回もお楽しみにしていてください♪
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